関鍛冶伝承館
関鍛冶伝承館は鎌倉時代から受け継がれる関鍛冶の技を今に伝える施設です。
1階には関を代表する兼元・兼定をはじめとする日本刀や、その製造工程・関鍛冶歴史に関する様々な資料を展示しています、古来より関に伝わる匠の技を、映像・資料・展示により紹介しています。
2階にはカスタムナイフ作家のコレクションや関市の刃物文化が生んだ、ハサミや包丁など近現代の国内外の刃物製品がずらりと展示されています。
日本刀鍛錬場や技能師実演場も併設し、刃物まつりや毎月一回の一般公開日には、日本刀鍛錬や技能師の実演が行われています。
関市では11月8日を刃物の日とし、使えなくなった刃物を供養する刃物供養祭を敷地内の刃物塚で行っています。
兼元・兼定と名前がありますが、刀工(とうこう)の名前です。
刀工は、刀剣、特に日本刀を作る職人のことであります、鍛冶の技術を用いる事から、鍛人(かぬち)、鍛師(かなち)、刀鍛冶(かたなかじ)、刀匠(とうしょう)、刀師(かたなし)などとも呼ばれてます。
孫六兼元(まごろくかねもと)は、室町後期に美濃国武儀郡関郷(関市)で活動した刀工であります。
兼元の名は室町時代から江戸時代を経て現代にまで続いていますが、そのうち2代目を特に孫六兼元と呼びます、関の孫六の名の方が有名です。
孫六は兼元家の屋号です、後代兼元には「まこ六」などとかな文字で銘を切るものもがあるそうで、古刀最上作にして最上大業物だそうです。
兼元、関物を代表する刀工の一人であり、和泉守兼定(2代目兼定)と共に名を知られてます。
美濃三阿弥派出身、2代目兼元が著名で永正の頃に初代兼定のもとで修行し、その息子2代目兼定と兄弟の契りを結んだという伝説もあります。
戦国時代 に武田信玄・豊臣秀吉・黒田長政・前田利政・青木一重など多くの武将が佩刀し、実用性をもって知られてます。
特に青木一重所持の青木兼元が著名であり、2代目兼元(孫六兼元)以降、現代まで門跡が続いています。
特徴として、棟の重ねが薄く鎬筋高く、平肉が付かない造り込みに特徴がある(初代~3代まで)。
茎はヤスリ目鷹羽で浅い栗尻、片手打ちの打刀(2尺前後)が多く見られる時期(永享~天文頃)に活躍した刀工の中では、比較的長寸の両手打ち(2尺3寸前後)の刀が多いそうです。
焼刃は所謂三本杉が著名で、互の目尖り刃が一定の間隔で連なる様を三本杉と呼び、古来より「関の孫六三本杉」として広く知られる特色の有る刃文であります。
初代、2代の三本杉は焼き低く、処々欠け出すものが多く、匂口に柔らか味があり、後代になると絵画的な三本杉となり、匂口が締まり技量が劣る。
また、稀に直刃を焼くこともあるが、どこかに尖り刃が入る傾向にあります、いずれの刃を焼いても、帽子は寄り地蔵ごころとなります。
特徴の記載で専門の言葉が出てますが、刀に詳しくはないので調べそのままです。
長良川鉄道・刃物会館前駅から徒歩約5分です。

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