炉畑遺跡公園
各務原市の南部の大手工場や住宅地が混在する場所にこの公園はあります。
炉畑遺跡(ろばたいせき)は、岐阜県各務原市にある各務原台地のほぼ中央に位置する縄文時代中期~晩期の集落遺跡であります。
2006年に現在の遺跡公園として整備され、縄文時代の風景や生活スタイルを体感し遊びながら縄文時代を学べる憩いの広場となっています。
岐阜県指定史跡に指定されています、また出土品が岐阜県指定重要文化財に指定されています。
縄文時代中期から後期の集落遺跡で、発掘調査では10基の竪穴式住居跡と、多くの縄文式土器、石器が発見されました。
縄文時代の風景や生活スタイルを見学できる緑豊かな公園として整備されています。
農地改革の一環として昭和41年に土地改良工事が行われ、工事の際に遺跡が発見されました。
それにより現在までに6回の発掘調査が行なわれて、10基以上の竪穴式住居跡や高床式倉庫の原型の倉庫・石囲炉の遺構が検出されました。
その他多数の縄文式土器、石器などの道具や、棺が見つかりました。
出土した土器の文様や形には、東日本や西日本の影響が見られることから、広域的に交流があったことが分かります。
その後昭和49年に、前のも書きましたが遺跡として岐阜県指定史跡に、出土品が岐阜県指定重要文化財にそれぞれ指定されました。
遺跡としては結構新し目に発見された物になりますね、これも市街地整備の開発からとなります。
平成12年に6基の竪穴式住居が再現されていたが不審火で焼失することになります。
平成の時代ですので、非常に残念です。
平成18年に現在の炉畑遺跡公園として再整備されました。
そして、炉畑遺跡公園の北側に新たな遺跡が発掘され、公園の拡張を予定しているそうです。
掘立柱建物や石囲炉などは、発掘した場所より移して復元しています、遺跡保護のためです。
公園として、縄文の風景展示ゾーン縄文時代の風景が体感できる区域、体験学習ゾーン芝生広場を中心とした縄文人の生活体験区域などがあります。
各務原市ふれあいバス循環休日線「炉畑遺跡公園南口」バス停下車、徒歩約5分。
名古屋鉄道各務原線、二十軒駅下車、徒歩約15分。

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