瑞巖寺
岐阜長良川、清流のほとり皆様の願いを成就する七体の福神様がいます、お参りしてはいかがでしょうか。
この寺院には、大黒天が祭られています。
大黒天「だいこくてん」ですが、だいこくさまと言っているほうが多いですね。
頭に頭巾を被り、打ちでの小槌を手に持ち、大きい袋を担いでいて、米俵の上に座っているイメージがあります。
笑顔の大黒天は、豊作・お家・福徳の神として崇められ、その手に持っている打ちでの小槌で、望みの物を出してくれる、大変ありがたい神様です。
しかし、もともとは戦争神様だったのです、そんなイメージはいつも見る笑顔からは想像もつきません。
インドでの大黒天は、ヒンドゥー教の主神の一つシヴァ神の化身で、青黒い身体を持つ破壊の神・戦闘の神です。
その姿はさまざまに描かれていますが、戦闘の神というだけにその形相はすさまじく、髪の毛を逆立て怒りの表情をしています。
他に、三面八臂(三つの顔に八本の腕があるもの)で表現されているそうで、その腕は武器や人間、はたまた獣などを掴み、ドクロの首飾りをしているものもあるそうです。
大黒天がなぜ青黒い身体なのかはよく分からないそうですが、インドの伝説によると太古に大海がかき乱されたときにカーラーハーラという毒が出て、そのままでは世界が滅びてしまうので、シヴァ神がその毒を飲み込んでしまった、すると首が黒くなったそうです。
インドの寺院の台所の柱には、金の袋を持ち小柄な大黒天が祀られているそうで、その体をいつも油で拭くので、その身体は黒くなっているそうです。
大黒天には台所の神としての顔もあり、台所の神としての側面は伝教大師最澄(767~822)によって日本に伝えられたそうで、その後で比叡山を中心とした天台宗寺院では台所に大黒天が守護神として祀られるようになったそうです。
そのような神と言うことですが、中国を経て日本へと大黒天の信仰が伝わっていくうちに、大黒天の恐ろしい形相は次第にニコニコの笑顔に変化していったようです。
大黒天の信仰が一般に広まるようにうなったのは、大黒天と大国主命(おおくにぬしのみこと)の習合によると言われているそうです。
これは、大国主命の大国と大黒の音が同じなことから、両者が同一視されるようになったことにもよりますが、仏教側(特に天台宗)からの働きかけもあったと考えられています。
瑞巌寺は曹洞宗の寺院で山号は北洞山、山門をくぐり本堂に行く途中左に曲がったところに大黒天の像がある。
鐘楼は石組みを大きくして改修された形で在り鐘突きは電動式で動いています。
大黒天、食物と財運の福神様、五穀豊穣・財福無量・商売繁盛・母乳満溢の御利益があります。
6月の第3日曜が大祭日です。
尾崎団地東側、東海北陸自動車道高架南、寺前は畑です。

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