奥の細道むすびの地
芭蕉が大垣を訪れた第三回目がおくのほそ道の結びの地としてです。
「おくのほそ道」の中に、芭蕉と大垣の俳人たちの温かい心の交流が描かれています、そこには旅立ちの時の反俗的な心境とはまったく違って、人恋しさも感じられるものであるそうです。
それほど、芭蕉と大垣の俳人との間が温かであったものと思われます。
元禄二年(1689年)秋敦賀より美濃入りした芭蕉は、8月21日(陰暦)大垣入りし、如行亭に泊まりました。
芭蕉は大垣滞在中、如行亭で長旅の疲れを癒しながらも、斜嶺亭・左柳亭・如水亭などを訪れて作品を残しているそうです。
芭蕉の第四回目の訪れは、元禄四年(1691年)の秋、京都から江戸への旅の途中でした。
おくのほそ道 結びの地
芭蕉は「伊勢の遷宮をおがまんと、船に乗り」出発しました、 結びの句
蛤(はまぐり)の ふたみにわかれ行く 秋ぞ
現在を思うと大垣から伊勢へ船で行けるのかと思いがちですが、昔は川での運行が大動脈でここ大垣は、桑名・三河からの船便が多く、青果物を始め海産物、陶器・瓶などが陸揚げされていました。
しかしその後川底の変化で大型船の運航が困難になり、時代は進み養老鉄道の開通で人の流れが代わり、交通の発達により廃れていきました。
船町港跡として住吉灯台(岐阜県指定史跡)が建っています、元禄年間前後に港の標識として夜間の目印として建てられました。
そんな芭蕉の旅したおくのほそ道を感じられるミニ奥の細道、大垣市民の憩いの場所ともなっています。
水路が開けた場所には、滝みたいに水が流れ落ちるところがあり、その裏側に行けそこに行くと気温が下がり、夏の暑い日などもってこいなところです。
芭蕉の姿のモニュメントが有りますが、その前に新しく、大垣市奥の細道むすびの地記念館が出来ました。
おくのほそ道を旅する3D映像など見られ、ミニ奥の細道散策の休憩などに利用されてもいいと思います。
芭蕉が半年かかった道を半日で感じましょう。

「のんびり岐阜まちなか歩き」 を案内します、チャラヒです。
岐阜のまちをのんびり歩いて楽しんでいただける、観光名所・岐阜のグルメスポットを普通のおじさんの目から案内します。
コメントを残す