こびの天狗山
美濃加茂の小高い山の上に高さ12メートル余りの大天狗がいます。
この大天狗を目当てに観光バスツアーの一行が立ち寄るほど人気のある観光スポットとなっています。
今から約100年ほど前に、教祖の戸田よきが各地の霊山で難行苦行の末、数々の霊験を体得され現在地に荒離教(あらなぎきょう)と称する神派を開いたのがはじまりだそうです。
荒離教は通称天狗山(てんぐさん)と呼ばれ、祭神は主斎神荒薙大神(おおかみ)、御嶽大神、白姫明神、最上稲荷、子育地蔵、観音様をお祀りし、とくに神出鬼没変幻自在な天狗を大神の使いとしているため、境内の各所には数多くの天狗が置かれています。
いわゆる、新宗教だと思います、鳥居があることから神道系であることはわかります。
神殿が位置するこの場所は愛宕山(あたごやま)といい、直下を流れる飛騨川からいきなりそそり立つ断崖絶壁の要害であったため、戦国時代には牛ケ鼻(うしがはな)砦を築き、争乱に備えたとの記録が残っていると書いてありました。
毛利山城ともなってました、加治田城主斎新五郎が出城として築いたとありました、本能寺で戦死した斎藤新吾郎の居城を守った伯父ですので場所としては信長公と関連深い所なのかも知れません。
駐車場について、大天狗がすぐ見えるのでそれがシンボル的にあるのかと思いましたが、それだけでなく天狗があちこちにいます。
神出鬼没の神の使い天狗様ですね。
神殿に向かう鳥居の横やもちろん神殿の中にもいます。
神殿には天狗のお面が数多くあります、これは「祈願成就の返納面と奉納面」で、返納面はお面を受けて帰られ、自宅や事業所(店舗)などにお祀りし、願い事成就のあかつき、お礼詣りの折に返納されたものだそうです。
私が行ったときには気が付かなかったのですが、天狗が使ったとされる一枚歯の下駄があるそうです。
ここではその下駄を履くことができるそうです、ただし万一下駄に不備があっても怪我などの責任は一切負いません、だそうです。
転んだりしてケガをした場合は、天狗に与えられた試練だと思って下さい。
天狗のパワーを貰いに行ってみるのも良いかも知れませんね。
ただし、己自信が天狗にならないように気をつけましょう。
JR高山線古井(こび)駅から徒歩で15分程です。

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