松尾池
山に囲まれた静かな雰囲気の池で、灌漑用貯水池として明治18年に整備されました。
池のほとりには、白川郷から移築された合掌造りの家屋が建ち、その姿を水面に映しています。
春には桜が咲き、秋には木々の紅葉が見られるほか、一年を通して様々な水鳥が遊ぶ野鳥観察スポットとしても知られています。
この池は1885年(明治18年)に内務省直轄事業で造られた農業用の貯水池です、現在は岐阜市の観光資源として周辺一帯が整備されています。
池の名は1932年(昭和7年)に濃尾地震で機能を無くしていた池を当時の岐阜市長松尾国松が復旧したのを称え名前を松尾池としました、それまでは無名の池でありました。
湖畔には白川郷から移築した合掌造りの郷土料理屋(岩舟荘)がありましたが現在は営業していません。
合掌造りの家屋は残っているものの、補修が進んでいませんのが残念です。
新聞記事にオシドリ(ガンカモ科)の越冬地として知られるこの松尾池に、今冬は例年の倍以上の130羽余が飛来。
自然愛好家や脇を通る東海自然歩道のハイカーらを驚かせている、と載っていました。
ハイカーが通るのは、池の横にある東海自然歩道(長良川展望の道)で百々ヶ峰への登山道へ繋がります、春には桜、秋には紅葉が楽しめる場所となっています。
「ぎふ水と緑の環境百選」のひとつであり、2003年(平成15年)には「ぎふ三十六景」にも選ばれている。
「ぎふ三十六景」とは?何かというと。
岐阜市をもっと知ってもらうためにはじめたまちづくり企画で、平成15年度から、岐阜市民からの公募で、「あなたの自慢できる岐阜市は?」と言うテーマで、地域再発見プロジェクトとしてスタートしました。
市民からの応募の中から、市民から選ばれた選定委員が厳選な審査の結果、ぎふ三十六景を決定し内外に発表したじまんの景色です。
この上流には、1986年に「岐阜県の名水50選」に選定されている萩の滝があります。
岐阜市内で確認されている唯一の自然の滝です、金華山にも雨が降った後の幻の滝はありますが。
昔この周辺に野生の萩が多く自生していたことからこの名が付いたそうです。
滝は2段になっていて下流の大滝、上流の小滝を合わせて萩の滝と言います。
池の周りは遊歩道になっていて、周りを歩きながら池を楽しむことが出来ます。
写真は紅葉が終わりかけの写真ですが、真っ盛りの時は他では見られない鮮やかな景色しなります。
また、雪の降った雪景色も岐阜市内とは思えない別世界となります。
JR岐阜駅から岐阜バス「N33三輪釈迦」行約20分「中川原」下車 徒歩約20分

「のんびり岐阜まちなか歩き」 を案内します、チャラヒです。
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