円鏡寺
美濃三弘法は、岐阜市にある霊鷲山法華寺・瑞甲山乙津寺と北方にある池鏡山円鏡寺です。
法華寺、三田洞弘法と乙津寺、鏡島弘法は前にレポートしましたのでそちらをご覧ください。
円鏡寺は、北方町にある高野山真言宗別格本山の寺院です、山号は池鏡山。
本尊は木造聖観音菩薩立像、木造不動明王立像です。
寺の伝えによれば、811年(弘仁2年)に嵯峨天皇の勅命により空海が創建したそうです、不動明王を本尊とし定照寺と名づけられました。
その後、補陀落上人により聖観音菩薩が安置され補陀落院と改称され、そして988年(永延2年)良祐により現在の伽藍の元が築かれ、一条天皇より「池鏡山円鏡寺」の名を授かったそうです。
織田信長公、豊臣秀吉、徳川家康などの歴代権力者からの保護を受けており、朱印状も受けているそうです。
国指定の文化財などを多く所有し、「美濃の正倉院」と呼ばれているそうです。
・桜門、鎌倉時代の代表的な建築物で形の美しいことで有名です。
明治神宮の神門はこの門をモデルとしたほどの名建築物です。
・聖観世音菩薩、本尊は165センチで両手に蓮の華を捧げ岩座の上に立っています。
・不動明王尊、本像は180センチで高野山渡切不動尊と成田不動尊と共に日本三不動の一つに数えられています。
・仁王尊(二躯)、本像は216センチで、口を開いている方が金剛、口をとじている方が力士、一般には金剛力士像といわれます。
の4つが国指定の重要文化財で、その他にも県指定や町指定の重要文化財があります。
境内には池のある庭園があり、とても落ち着きがあり綺麗です。
他に、聖徳太子堂・魚供養観音菩薩・三重塔・大師堂・弁天堂などがあります。
円鏡寺前に整備された円鏡寺公園では、円鏡寺の開祖弘法大師にちなんで、毎月21日の命日に市が開かれます。
地元でとれた新鮮な野菜や町の特産品などを目当てに他の市町村からもたくさんの人が訪れます。
これは、鏡島弘法と同じですね。
岐阜バス「北方円鏡寺前」バス停が最寄であります、バス停より徒歩約2分。
北方町役場近くですので、車の場合役場を目指してください。

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