梅林公園
金華山より連なる上加納山の麓、梅の名所と知られる梅林公園、岐阜市民の憩いの広場でもあります。
園内には52種類、紅梅約600本・白梅約700本合わせて約1300本の梅の木があります。
梅林公園はの地は篠ヶ谷(ささがたに)といい雑木が茂っていました、明治初期に地主の篠田祐助氏が雑木を取り払い開拓して梅などを植え公園を整備したのが、梅林公園のはじまりです。
明治14年に篠ヶ谷公園として一般開放し市民の憩いの広場としました。
明治の中頃この公園は市民で多いに賑わい、岐阜祭りのあと人々が集まり誰ということもなくこの公園を「梅林公園」と呼ぶようになりました。
昭和に入り戦後まもない昭和23年篠田氏はこの公園を岐阜市に寄贈し、正式に「梅林公園」となりました。
毎年3月の初め頃に梅まつりが開催され、県外からも多くの方が訪れます。
祭りには園内にいろんなイベントが施され、またここより柳ケ瀬までの範囲で催し物が開催されます。
開花はその年の気候にもよりますが、1月の終わり頃に早咲きの梅がチラホラしてきます。
その後2月になると、中咲も咲き始め、梅まつりの頃には遅咲きも満開になり良い香りを漂わせます。
2月にはいると天気の良い日には、香りに釣られて多くの人が訪れるでしょう。
開花状況が岐阜市役所のホームページに載ってますので、確認してからお出かけするのも良いでしょうね。
梅林公園の名のとおり、梅の名所ですがその他にも施設などあります。
一番目に着くのが、D51の愛称で活躍した蒸気機関車です。
東海道線などを走り走行距離は約170万kmを走り、時代の流れに沿ってその役目を終わり、昭和49年に子供の教材、市民の観賞用にこの地に設置されました。
ここの駅名は「篠ヶ谷駅」です。
広い芝生広場があり、またコンビネーション遊具もあって子供達の楽しい遊び場になっています。
岐阜市内岐阜公園付近や伊奈波神社付近など、句碑の石碑が数多く建っています。
この公園にもありますので、木々の中を散策しながら句碑巡りも良いではないでしょうか。
俳句と言えば松尾芭蕉ですかね、芭蕉も岐阜を訪れ数多くの句を詠んでます、その句の他この公園に15の句碑があります。
公園の西側には龍興寺というお寺があります、斎藤道三公の孫龍興が祖先の菩提を弔うために加納に龍興庵と言う寺を建てましたが、寺は衰えてしまい明治時代にこの地に移したそうです。
公園の北側には篠ヶ谷神社があります、瑞龍寺内に滋賀県の多賀大社の分霊を寺内にまつりましたが、明治の神仏分離令により現在地に移されたそうです。
春の暖かさを感じましたら、お出かけ下さい、公園内のベンチに座り陽の暖かさと梅の香りに包まれるのも良いと思います。
梅林公園には駐車場がありませんので、車でお越しの場合は柳ケ瀬付近の有料駐車場をご利用下さい。
岐阜駅よりバス、大洞緑団地・岐阜県総合医療センター・尾崎団地・関方面行きなどバスで約10分で「梅林公園前」前に着きます。
柳ケ瀬より歩かれても良いと思います。

「のんびり岐阜まちなか歩き」 を案内します、チャラヒです。
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