ハートフルスクエアーG
プチト・ハナコ「小さい花子」の2回目です。
なぜ題目に「岐阜の玄関口」と書かれているか、疑問に思った方もいるかも知れません。
JR岐阜駅に併設されているハートフルスクエアーGには、「花子」に関する資料が展示されているからです。
前回レポートしたのは、花子が岐阜と関係したこと、生活した柳ケ瀬近辺から眠りについた浄土寺の事でした、今回は岐阜市及びにぎわい公社が薦めている「花子の散歩道」の出発点とも言える、この場所についてレポートします。
ハートフルスクエアーGは岐阜駅の東側にあって、気軽に利用できる多様な機能をもつ岐阜市の生涯学習拠点施設です。
駅にあると言っても、アクティブG(岐阜駅西側)に比べると人の利用は少なく知らない人がいるかも知れません。
その中に花子の展示スペースがあります。
まず目に引くのは、写真にもありますがロダン作の花子のマスクです。
作家高村光太郎が、このマスクを見たさに岐阜まで花子に会いに来たというマスクです。
高村光太郎は彫刻家ロダンを崇拝していました、花子とロダンの作品を通じてロダンに会うために岐阜を訪れました。
その当時裕福でもない高村光太郎は、手土産に肉を買い花子のところに出向きました、花子と会い話のなかでロダンに会った思いがして身の燃え立つ感じを受けたそうです。
その後送った礼状のなかに「あなた様の居らるゝ為岐阜という町までなつかしき心地いたされ、また参上いたす時をたのしみに致し候」と書かれ、岐阜というところを大事に思ったそうです。
この文章を通じて、ぎふ「ロダン&花子」の会というものが立ち上がって岐阜の街づくりに力を注いでいるみたいです。
ここに来ると、花子に関係した文豪がいることが分かります、高村光太郎の手紙も展示されています。
また、森鴎外・三島由紀夫まで関係していたなんて、ここの展示物で知りました。
しかしそれだけで、花子と岐阜の関係が明らかになって分けではありません、ドナルドキーンと言う人物が森鴎外の書いた短編「花子」の主人公に興味を持ち、花子の子孫と会ったことで新たな展開があったわけです。
ドナルドキーン氏、という方はアメリカ人で日本の文化を欧米に広めた方です。
中国人の友達がいて、漢字に興味を持ちたまたま安かった「源氏物語」で日本語日本の思想に興味を持ち日本の研究をして、文化勲章も受賞し数多くの業績を残した人物です。
ここ岐阜駅を拠点にして、花子の足取りを岐阜の街と共にのんびり歩いてください。
ここより柳ケ瀬・花子が生活した場所を経て、浄土寺・花子が眠る場所まで徒歩約1時間で行けます。

「のんびり岐阜まちなか歩き」 を案内します、チャラヒです。
岐阜のまちをのんびり歩いて楽しんでいただける、観光名所・岐阜のグルメスポットを普通のおじさんの目から案内します。
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