川原町
岐阜県が推進している岐阜の宝もの認定プロジェクトで川原町界隈が☆明日の宝もの☆に認定されました。
このプロジェクトは、ふるさとの誇りとなる地域資源を掘り起こし、磨きをかけ、地域の魅力を高めていこうというものです。
震災や空襲の被害に遭わなかったこの町、江戸・明治時代の建物が残っている商家町屋です。
江戸時代に長良川の船運の重要な湊として栄え、特に木材や和紙の陸上げが多く、それらを扱う問屋町として発展しました。
川原町とは町名でなく、通称です、実際は湊町・玉井町・元浜町です。
岐阜駅より長良橋方面へのバスに乗り(片道200円)約20分余りで長良橋に着き、下車すぐのところです。
車でのお越しの方は、岐阜公園駐車場を利用下さい。(300円)
鵜飼観覧船乗り場の横を通るとこの界隈です。
レトロな雰囲気の街並みをゆっくり歩いてください。
すぐにホテルと岐阜団扇のお店、和菓子屋さんがあります。
そして、見上げると屋根には卯建や屋根神があります。
商家づくりの古い建物が続き、その中に蔵などを利用して感じの良いカフェやイタリアンレストランなどあります。
都市景観重要建築物(商家づくりの建物)の裏手には、蔵のある散策道として木戸と蔵の石垣が続きます。
そこを過ぎると、庚申堂(こうしんどう)があります、斉藤義龍が建立した護国寺跡に建つお堂で歴史的なものもあります。
鮎料理のお店があり、左手にコミュニティ水路に架かる橋があります、霞橋と言い川原町から旧城下町へ抜ける橋で一番古いです。
灯籠になった欄干が、風情を表してます、古い映画ですがここで、高橋英樹さんの男の紋章の撮影も行われたそうです。
もう少し行き、長良川本流の方へ曲がると古い民家を改築したレストランがあり、その並びに旧いとう旅館がありこの建物も風情があります。
また、舟橋聖一の小説「白い魔魚」の舞台になったことも有名で、映画にもなりここで撮影が行われました。
主人公の紙問屋の娘には有馬稲子さんであったそうです。
この辺りから長良川をの情景を見た松尾芭蕉が、句を詠んだりしたのは有名で句碑などが建てられてます。
芭蕉の足取りをたどるのも面白いかも知れません。
「このあたりめにみゆるものは皆涼し」と詠み、十八楼(ホテル)内に句碑があります。
十八楼の名も芭蕉に関係しています。
他に、女性心をくすぐる雑貨屋さんなどがあります。
道路もこれから整備するみたいですので、より一層情緒ある散策が出来ます。

「のんびり岐阜まちなか歩き」 を案内します、チャラヒです。
岐阜のまちをのんびり歩いて楽しんでいただける、観光名所・岐阜のグルメスポットを普通のおじさんの目から案内します。
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