
住所:揖斐郡大野町黒野560-4
ジャンル:公園、博物館
ここは、黒野駅レールパーク(黒野駅ミュージアム)です、平成25年4月から大野町の新しいテーマパークとして公園が完成しました。
前身は名古屋鉄道揖斐線と谷汲線の駅で、ほのぼのとした風情のある第1回の中部の駅百選に選定された黒野駅でした。

揖斐線は岐阜市の忠節駅から揖斐郡大野町の黒野駅を経て、揖斐郡揖斐川町の本揖斐駅までを結んでいた名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線です。
黒野駅は北方方面から来た路線が谷汲方面と揖斐方面に分岐する駅でした、このうち北方から黒野駅までの区間と、黒野駅から谷汲までの区間は大正15年(1926)に同時に開通しました。

美濃電気軌道・谷汲鉄道の路線でしたが名古屋鉄道に吸収され、同社の揖斐線と谷汲線となりましたが、21世紀に入ってすぐの平成13年には黒野駅から揖斐方面が廃止されました。
その後黒野駅は北方方面から来た路線の終着駅となり、またその残った区間も平成17年に廃止され、黒野駅も廃駅となりました。

そして最初に書いた平成25年(2013)に黒野駅レールパークが開園しました。
旧黒野駅の思い出が残る駅舎やプラットホーム、レール等が当時の雰囲気を残したまま、新しい交流拠点として来場者を出迎えています。

ホームに赤白電車が止まっています、JR岐阜駅前にもありますね、赤色形態は名鉄電車のカラーです。
大正15年に美濃電気軌道セミボ510形として製造された5両のうちの1両で、その後形式をモ512形に改め、名鉄美濃町線で活躍していたそうですが、それは美濃市で展示されています、これはレプリカ的な模型です。

公園の形態は細長くなっていまして、電車が通る線路形態を保っていて、途中に踏切などがあります。
公園ですので、コンビネーション遊具・休憩施設などがあり憩いの広場となっています。

駅舎(黒野駅ミュージアム)では、大野町内を名鉄電車が走るジオラマや、運行当時の写真や資料など展示してあるほか、焼きたてのパン&一日中モーニングの喫茶店や、お弁当など食べていただける休憩所もあります。
ジオラマは、旧名鉄黒野駅を中心とし駅舎や黒野地域の古い街並など精巧に再現してるそうです、コロナ禍等の関係で休館日等は確認ください。

JR岐阜駅前より大野バスセンター行(岐阜バス)終点手前の黒野八幡町バス停にて下車、黒野八幡町交差点から南へ徒歩約200mです。


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