
北部浄水公園はハリヨ生息地となってます。
ハリヨとは、体長5センチほどの魚で、夏でも水温20度を超えない湧き水のあるところでしか生息できません、環境庁が絶滅危急種に指定しているほか、岐阜県では天然記念物になっています。

特徴は背中に3本・お腹に1対・しりびれの前に1本のトゲがあり、体の前の方に鱗板と呼ばれるウロコの様なものが5~7枚あります。
繁殖期になるとオスは婚姻色と言ってお腹は赤色になり、体は光沢のある青色になります。
また、ハリヨはオスが巣を作り子育てをし、求愛ダンスをしたりする事で知られている珍しい魚です。

以前紹介した南濃梅園に隣接したところにあります。
海津市の自然豊かな養老山地の麓から湧き出る水は、冷たく清らかで年中枯れることはありません、今から約20年ほど前にこの浄水公園は建設されました。
公園内の池には津屋川から小魚が遡上してくるほか、地元の人などがコイを放流しており、子ども連れでエサを与える人たちが頻繁に訪れているそうです。

ハリヨは、日本固有亜種で昭和初期までは滋賀県・岐阜県・三重県に生息地でありましたが、現在では滋賀県東部と岐阜県西濃地区、岐阜地区の平野部の湧水地のみで生息が確認されています、ここ養老山地からの伏流水が湧き出す津屋川が、生息地の一例であります。
この公園に隣接する津屋川の堤防沿い3kmを10万本ともいわれる彼岸花が咲き誇り、この時期多くの人が訪れます。

大垣市の市の魚がハリヨになっていて、大垣の他池田町の方にも繁殖地があり、岐阜の西濃はハリヨの生息地として守っていかないといけない場所です。
養老鉄道養老線美濃津屋駅から東のところにあります。

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