
住所:美濃市須原486-1-1
ジャンル:神社・お寺、名所
洲原神社(すはらじんじゃ)は、美濃市にある神社で、全国に四十九社ある洲原神社(または須原神社)の本山です。
白山登頂に至るまでの美濃馬場からの前宮であり、長瀧白山神社・白山中居神社とともに白山信仰の対象であります。

この神社は今より約1300年前、元正天皇の御代養老元年(717)に、越前国足羽郡麻生津村の神職三神安角の二男泰澄が加賀国白山の絶頂で厳かな修行を行う時に霊夢を感じたそうです。
そのかたちをつぶさに天皇へ申し上げ、元正天皇より泰澄に斎鎮の勅命が下り、養老5年5月実に宏大荘厳な社殿ができあがり、泰澄が御祭神をお祀りしたのがはじまりで、古来より「正一位洲原白山」と称される由緒ある大社です。

農業の神様として有名で、神社のお砂を田畑にまけば豊作になると言われ、全国各地から参拝者が訪れます。
社殿の中央と東西の本殿は県重要文化財、拝殿・舞殿・楼門の六棟は市重要文化財に指定されていて、神社周辺は、天然記念物ブッポウソウの繁殖地として指定されています。

御祭神として、中央本殿は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が祀られていて、現社殿は室町時代の康正2年(1456)炎禍により焼滅するも新たに建立されました。
戦国時代長享元年(1487)時の領主村山対馬守忠広により修繕され、安土桃山時代天正13年(1585)鉈尾山城主佐藤才次郎方政によっても修繕され、その後江戸初期に大修理されたとなっています。

東本殿の御祭神は、伊邪那美命(いざなみのみこと)で合祀神として、天照皇大神(あまてらしますすめおおかみ)・豊受姫神(とようけひめのかみ)・須佐之男命(すさのおのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)が祀られています。
西本殿の御祭神は、大穴牟遅命(おおなむちのみこと)で合祀神として、大山衹命(おおやまづみのみこと)・木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・猿田彦命(さるたひこのみこと)・迦具土命(かぐつちのみこと)・道返之命(ちがへしのみこと)が祀られています。

自然豊かな場所で、境内には数多の鳴禽類がせい息し、春の桜に新緑薫る頃色鮮やかになり、対岸に有る岩つつじが満開となり清流に映ります、夏とならば社前の清流に鮎釣り・舟遊び・水泳・鶴形山の登山、涼気まんきつしつつ自然に触れ合うことが出来ます。

秋は外苑鶴形山の紅葉・松茸狩り、冬は雪の霊峰の眺望も良く、学校からの旅行・遠足に、青少年の渡り鳥観察にカメラハイキングにと、信仰と観光とを兼ねたお洲原まいりは、実に大自然の風光明媚であり洵にゆうすいな神域であるそうです。

長良川鉄道洲原駅下車、国道156号線を北へ徒歩約10分です。

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