
池田町の池田山西麓の斜面を登っていくと一つのお寺に着きます。
ここは弓削寺(ゆげじ)臨済宗妙心寺派の寺院で山号は阿梨耶山です、伝教大師(最澄)が開基と伝わり開創当初は天台宗の寺院でありました。

弓削寺の開創は平安時代の弘仁8年(817年)に美濃国安八郡を伝教大師が巡錫(じゅんしゃく)の際に池田山を訪れたところ温泉が湧きだしているのを見つけました。
その温泉を錫杖でかき回したところ、馬頭観音が現れたと伝わってます、その馬頭観音を祀るために寺が建てられ阿梨耶山湯華寺と名付けられました。

その後、応徳年間に白河法皇が谷汲山華厳寺を参拝の帰途に俄(にわか)の病に見舞われたが、この温泉に入り平癒したため弓削寺の寺号を賜れた。
その際に大般若経600巻も授かり、その経典を納めるため平安寺が建立されたと伝わります、その後臨済宗に改宗し弓削禅寺と称するようになりました。

実際平成17年(2005年)に境内地を掘削したところ温泉が発見され、入湯施設ができ温泉客でにぎわっています。

そしてこの寺を有名にしたのは紫陽花です、岐阜県下ベスト5の一つにあげられる方もみえます。
境内の他、お寺に行くまでの斜面に数百株の紫陽花の季節にたわわに咲きます。
株数についてですが、調べるとバラバラで数百株~2万株とも表記されている所もあります。

急斜面に咲く紫陽花はそそり立つ壁の様に見ごたえがあります、

花手水(はなちょうず)とは、神社やお寺にある手水舎(ちょうずや)の手水鉢に色鮮やかなお花を浮かべることです。
その見た目の華やかさから、新たなフォトジェニックスポットとして注目されています。

紫陽花の季節この寺も、花手水をしていて訪れるカメラマンの被写体になっています。

近鉄揖斐線揖斐駅より車で約10分、池田山を目指してください。

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