
本荘神社の創祀は今から1000年余前に遡り、平安時代第66代一条天皇御代の長徳年間(995~999)と伝えられています。
美濃国神名帳によると美濃国厚見郡18社の内に正六位上楡賀保明神(にれがほみょうじん)と称えられ、また古来、天王社とも称せられて親しまれ、地域の氏神さまとして尊崇をあつめた古社であるそうです。

元々の鎮座地は、現在地の東北東へ3キロの場所と伝えられています、慶応4年(1599)に岐阜城での戦いに際して織田信雄により現在地へ遷されたとされ、江戸時代に本荘神社と改称し現在に至ってます。

ご祭神は素盞嗚尊さま(すさのをのみこと)です、日本神話によれば八岐大蛇を退治した英雄神であり、出雲国の祖神と位置づけられる神さまでインドの祇園精舎の守護神・牛頭天王と同一視され、疫病除け・災難除けの神さまとして朝野の崇敬をあつめてきました。

元々は1つの神社であったのが3つに分霊されています、本荘神社はその一つです、3つの神社は八雲神社(西ノ荘、現・岐阜市西荘)、本荘神社(本荘、現・岐阜市敷島町)、六条神社(三里、現・岐阜市六条北)であり、それぞれ八岐大蛇の頭、胴体、尾を表すと言われてます。

東方位の富士山から西方位に出雲さん(出雲大社)を結んだ線と、南方位のお伊勢さん(伊勢神宮)と北方位の白山を結んだ線の交点が本荘神社です。
宮中の儀式として四方拝があります、四方に鎮まる天神地祇の神々を拝して、一年間の豊作と無病息災を祈る儀式として今日も行われています。

富士山から出雲大社を太陽の軌道・レイラインと言い、白山より伊勢神宮(内宮)があり昇龍道と言われています。

神社本殿前の四方拝所しあわせ祈願の宮の四方位に向いた鳥居を通して、四方拝のお参りが出来ます。
感謝の気持ちをこめて本荘神社の素盞嗚尊さまを始め、四方の神々との縁(えにし)を結ぶ、四合わせ(しあわせ)祈願を致しましょう。

東海道本線西岐阜駅より東に徒歩約12分。

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