清水寺が岐阜にと言うタイトルで関の日龍峰寺をレポートしました。
そこの構造が京都の清水寺に似ていたからですが、今回の所は名称が清水寺です。
清水寺(きよみずでら)は富加町にある臨済宗妙心寺派の寺院です、山号は白華山(はっかさん)、本尊は十一面観音です。
加治田城城下町の加治田山山麓に位置し美濃三十三観音霊場第二十六番札所であります。
京都の音羽山清水寺と同じ縁起であり、坂上田村麻呂の開基で延鎮大師の開山と伝わり、唯一の兄弟姉妹富加町加治田白華山清水寺だけが歴史・霊地として存在しています。
本尊の木造十一面観世音菩薩坐像は国指定重要文化財となっており、県指定文化財の二天門や地蔵菩薩立像をはじめ多数の文化財を有しています。
元来は真言宗でしたが、江戸中期頃に臨済宗妙心寺派の末寺となりました、1200年鎮座する古刹として歴史価値が深い貴重な清水寺です。
本尊の十一面観世音菩薩は、結跏趺座(けっかふざ)の坐像で大正14年に国宝として指定されましたが現在は国の重要文化財となっています。
桧材の寄木造で、彫眼、胴は細くしまり、厚い膝は安定感を示し、衣文は柔らかく流麗で温雅な容貌をしているそうです。
原則、一般公開はされておりません、毎年成人の日の午前中にご開帳されるそうです。
二天門は県の重要文化財です。
仏法の帰依者を護るという四天王のうち、持国天、増長天の二天を安置してあることから二天門と名付けられました。
桁行3間、梁間2間の入母屋造りで、正面と背面に軒唐破風をつけ、その上に入母屋造りの上層を乗せた望楼風の型体をしています。
左右奥の間に持国天・増長天を安置し、上層にはかつて鐘が吊り下げられていたのか、吊り金具の穴と壁金が観察されています。
建立年代は明らかではありませんが、梁の絵様、・鼻の形などから江戸中期以前と考えられています。
他に県指定重要文化財、木造地蔵菩薩立像。
富加町指定文化財、毘沙門天・木造持国天立像・木造増長天立像などあります。
仏像などいつも見られませんが、山門のすぐ前を流れる硯川の畔は清水谷公園として美しく整備され、春の新緑や秋の紅葉は綺麗で見る価値はあります。
JR高山本線・美濃太田駅よりタクシーで10分。

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