
崇禅寺(そうぜんじ)は、土岐市にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院で山号は光雲山です。

崇禅寺は、文和3年(1354)初代妻木城主土岐頼重が菩提寺として、虎渓山永保寺の三世・果山禅師を開山とし創建されたそうです。
江戸時代には69石の寺領を持ち、境内には代々の領主の菩提を弔う11の塔頭がありました。

釈迦如来立像・夢窓国師筆果山条幅・紙本墨書此山妙在筆跡等の県指定重要文化財の他、崇禅寺唐門や絹本着色十六善神像等の市指定文化財を多数所蔵しています。

崇禅寺唐門、延宝8年(1680)北隠禅師により建立された桧皮葺の平唐門です。
主柱は円柱でその前後に切り面取りの角柱が控柱として立つ四脚門と同じ構造の唐破風の門で、蛙股中央には土岐氏の家紋が刻まれ、両脇に袖塀が付いています。
軒は一重、棟は箱棟、鬼瓦付きの桧皮葺でこの地方における秀麗無比のものと言えます。

崇禅寺総門は、禅宗様式(唐様式)を多く用いた室町時代の作風で規模の大きな萱葺の棟門です。
男梁を支える補強材の女梁をこの門は柱頭部より若干下がった所に秤肘木を通し、両端に延斗を用いて男梁を支える架構造をとる等、移築のためか珍しい手法を見せる棟門と言えます。

山門は妻木城士屋敷から移築されたものである。
釈迦三尊仏画像は、唐の画聖と呼ばれた呉道子の作と伝えられ、崇禅寺創建当初からの伝世する幅と言われています。

十六善神像は、明兆の作と伝えられ応永年中(1394~1428)のもので十六善神の一体一体が生き生きと描かれており、明兆独特な表現が見られ崇禅寺の創建から伝世する幅で涅槃図などと共に大般若会の時に祀ったものと言われています。

文化財貴重なものとしては分かりますが、作者の名前聞いても一般の方には分かりにくいですね。

土岐駅より南に位置し、土岐ICから車で約20分。

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