
Facebook上で岐阜県下にいくつもの国家が存在してるらしいです、どれも岐阜のグルメの愛好者が集まっている国家です。
鶏ちゃん合衆国・冷やしたぬき王国(キングダム)・味噌カツ惣国、そして天ぷら中華人民共和国。

鶏ちゃん合衆国は全国的に知られている岐阜県中央より飛騨地方にかけてのグルメ鶏ちゃん、冷やしたぬき王国は岐阜市の京町にある更科中心のグルメ冷やしたぬき蕎麦、味噌カツ惣国は東海地方の赤味噌文化より生まれたグルメ味噌カツ。
そして天ぷら中華人民共和国、大正末期から昭和の初期に出てたとされている天ぷら中華そば、岐阜市の柳ケ瀬を中心にある食堂の中華そばです。

天ぷら中華そばは、ラーメン屋のラーメンでなくうどん屋とかそば屋の中華そば、食堂の和風出汁の中華そばが中心です、お店によって多少は変わりますが。
一見天ぷらと中華そばとの組み合わせはミスマッチに思えますが、アッサリ系の中華そばに天ぷらの脂が染み出しスープにコクが加わり、より美味しくなるのです。

うどん・そばを出すお店で、中華そばが有ると出来ますが中々メニューにありません、全国に広げてみると各地に点々と出すところはありますが、グルメ的に熱い所が少ないです。
その中で熱い仁のが、秋田県・広島県・愛媛県です、天ぷら中華そばを出す店が数あります、広島では県庁の食堂にもあるそうです。

多分ですが、うどんやそばにはトッピングで色々具を乗せて種類が豊富です、その中で中華そばを食べていた人が天ぷらうどんを食べているのを見て、こっちにも乗せてよと言ったのが始まりかも知れません。
個人の店など厨房も限られた広さしかなく、天ぷらを揚げるところが無いお店などは天ぷら専門店より仕入れていました。

その一つ伊藤天ぷら店がありました、そこの海老天は海老は小さいですが衣がデカい天ぷらで、海老天をばかりを揚げている油で揚げているので、油に海老のエキスが出て天ぷらの衣に染み込んで、衣から美味しくなっていました。
しかし、その伊藤天ぷら店は後継者が居なくて惜しまれつつ閉店しました。
以前、このレポートの岐阜の味B級グルメ 岐阜ラーメン(2)で、和風中華そば丸万と金光本店を紹介しました、そこも伊藤天ぷら店の天ぷらを使ってました、そしてその2店も時代の流れで閉店しました。

天ぷら中華そばを提供するお店が減ってきて、天ぷら中華人民共和国の国家存亡の危機に陥ってきてました、その中で新たに天ぷら中華そばを提供して頂けるお店が現れました、岐阜市役所の大食堂です。
岐阜市役所が移転して出来た市役所大食堂、本格カレーなどが有名で最初に上げた国家の鶏ちゃん・冷やしたぬき蕎麦・どて味噌カツはメニューにありましたが、高山ラーメンはありましたが天ぷら中華そばはありませんでした。

とあるTV番組で天ぷら中華そばが取り上げられ、そこで天ぷら中華人民共和国の国民から伝を使って市役所食堂の関係者に話が行き、提供されるようになりました、メニューの一番下ですが。
伊藤天ぷら店のとは違う棒揚げで、衣のデカさを追加するように揚げ玉がトッピングされています。

「のんびり岐阜まちなか歩き」 を案内します、チャラヒです。
岐阜のまちをのんびり歩いて楽しんでいただける、観光名所・岐阜のグルメスポットを普通のおじさんの目から案内します。
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