
本郷町けやき並木、本郷町通り(都市計画通り金町本郷町線)は、昭和32年に幅員33mの幹線道路として整備されました。
昭和56年まではポプラが植樹されていましたが台風の影響で多くが倒木し、翌年本郷通り1丁目から都通り1丁目まで約560mの区間に100本のケヤキが植樹され、現在の様なケヤキ並木が誕生しました。

植樹当時は、高さ5m程であったケヤキは歳月と共に成長して、春の新緑、夏の緑陰、秋の紅葉、冬の裸木など四季折々の風景を楽しませてくれます。
秋の紅葉落葉の頃には、地域が主体となり落葉の清掃やケヤキ祭りなどが行われ、大切に保全・活用されています。

夏は緑のトンネルと市民に親しまれ、岐阜市を代表されるグリーンインフラとして次世代に受け継がれて行きます。

この通りは新・日本街路樹百景や緑の都市賞などにも選ばれています。平成15年度の緑陰道路プロジェクトモデル地区の国交相の指定を受け、維持管理されています。

通り沿いにはブロンズ像が数並んでいます、散策しながら芸術鑑賞を楽しむのも良いですね、岐阜市美景観と言われてます。
岐阜市美景観とは、岐阜らしい景観を保全・創出するうえで重視すべき自然・歴史・都市をキーワードとして基本目標を定め、これらの岐阜らしさを市民や来街者が心で感じることのできるまちの形成は、市民が岐阜への愛着や誇りを持ち、その地域でしか感じることのできない音やにおいなども含めた地域資源を十分に生かし、住民や事業者が主体的に景観づくりに取り組んでこそ実現できることから、地域の個性をキーワードとして目標を定めたものです。

春は新緑が眩しい緑のトンネルの始まりで、徐々に緑が増していき夏の緑のトンネルに移行して行きます。

秋には紅葉して行き落葉の季節になります、落葉の清掃が負担になりますが近年その落葉を利用してケヤキ祭りが行われます。(コロナの影響で中止になってますが)
本郷校区のケヤキ祭りは通り沿いの町内だけでは、落ち葉の掃除が大きな負担になってまっすが、まちづくり協議会・自治会連合会により子どもから高齢者まで地域をあげて一斉清掃し、お祭りも開催するという住民自治のモデルです。

冬のケヤキの裸木は枝ぶりの形状が良く、並木の感じから冬の景観にも堪えられます、また雪が積もることも少なくなっていますが、雪景色も良いものです。

JR岐阜駅から市内ループ右回りなど忠節橋経由のバスで8分、本郷町下車、徒歩すぐです。


「のんびり岐阜まちなか歩き」 を案内します、チャラヒです。
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