
関刃物ミュージアム、刃物屋三秀は関市にある店舗です。

刃物屋三秀は1938年に吉田秀麿が軍刀・刀剣類の販売・修理を行う吉田士魂刀製作所を開業したことから始まります。
屋号は、吉田秀麿の名前から「秀」を、関を代表する刀鍛冶刀匠兼元・孫六の波紋・三本杉から「三」を取り名付けました。
1981年に二代目である吉田昌生が贈答品や引き出物の卸業社三秀商会をスタートました。
当時は主に会社や銀行、学校などが記念品として配る刃物や爪切りに名前を入れて卸販売するというものでした。
また、ボーリング大会などで使われるトロフィーや盾なども取り扱っていたそうです。

刃物作りが盛んなのに小売店が無かった関市に、現在の刃物屋三秀の前身である三秀・関の刃物直売センターがオープンしたのが1985年です。
まだ高速道路が開発されていなかった当時、国道156号線沿いは飛騨方面への旅行者が立ち寄るには絶好の立地でした、しかし、時代の変化はモノの買い方・売り方も変わっていきます。
中部国際空港が開港した2005年、多くの国内外のお客様が中部圏へやってくるのを見て、これからは海外にも目を向けるべきだと、中国へ関の刃物のPRに、またアメリカへ、その後もアジア圏を中心に勢力的に関の刃物をPRし続けたそうです。

その後国内のお客様だけでなく、海外のお客様も刃物屋三秀に足を運んでくれるようになりましたが、ただ刃物を売るだけでいいのだろうか、という事があったそうです。
日本刀の製作は分業作業です、一本の日本刀を作るのに何人もの職人が携わり、職人達によって関の刃物ブランドは成り立っています。
包丁一本に多くの技と魂が込められ、刃物屋三秀は刃物を売りながら、そんな関の技と魂を売っているのだそうです。
そして2018年1月に体験型複合施設、関刃物ミュージアムとしてオープンしました。
関の刃物造りを通じて、日本の魅力・岐阜県の魅力・関市の魅力を多くの人に知ってもらいたいと考え、取り組んでます。
観て感じて楽しんでいただくことを大切に、岐阜県関市を代表する観光ランドマークを目指しているそうです。

刃物ミュージアムとしての目玉は、関市で作られる包丁や日本刀の製造工程を実物を使っての展示してあり、透明アクリルで囲われた日本刀鍛錬場を備え、刀匠・藤原兼房による日本刀鍛錬が間近で見学出来ることです。
刀匠による日本刀鍛錬の見学や、実際に鋼を打つ体験も出来るそうです。
居合斬り実演、関市で作られた日本刀の切れ味を、真近で見られます。
着物体験、煌びやかな着物を着て記念撮影が出来るそうです、男性用もあります。
日本刀鍛錬は有料になりますが、他は無料です、事前予約が必要です。

場所は、岐阜県関市小瀬950-1で、国道156号線沿い。
営業時間 8:30~17:00 年中無休だそうです。

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