
住所: 多治見市緑ヶ丘38
ジャンル:文化施設
ここ多治見修道院(たじみしゅうどういん)は、多治見市にあるカトリック神言修道会(神言会)の修道院です。
虎渓山の麓にそびえるバロック建築の修道院で、1930年(昭和5年)ドイツのモール神父によって建てられました。

モール神父により、日本の修道士の養成を目的に建てられた修道院で、中世ヨーロッパを思わせる外観ステンドガラスや壁画が美しい大聖堂、緑溢れる庭が一般公開されています。
ドイツの美しい風景に重ね合わせて、この地を選んだといわれてます、大聖堂ではフレスコ画・キリストの生涯を描いた壁画・ステンドグラスが見る人を魅了しているそうです。

外から見る建物は白い壁と2つの勾配を組み合わせた赤いマンサード屋根、そしてドーマー窓が見事なバランスで配置されています。
礼拝堂に入ると、正面中央に祭壇があり半円形ドームの天井に鳩と、周囲に7条の光の線が描かれています。

周囲の副祭壇の壁にキリストの生涯を描いた10枚の壁画(フレスコ画)があり、天井に近いステンドグラスからの光と内部の雰囲気が、人びとを神聖な気持ちに導かれるそうです。
礼拝堂に居ると凛とした感じを受け、椅子に座りたたずむと心が洗われる雰囲気が醸し出されます、残念ながら礼拝堂は撮影不可で写真有りません。

修道院の裏手には、ログハウス・研修センターが建っています、研修センターは、1989年(平成元年)に建てられてます。
毎年南山学園の学生やカトリック教会関係団体などが研修に使用している他、一般人の利用も受け付けているそうです。

建物の周囲には、3千坪もの広大な畑があり葡萄が育てられています、設立当時からミサで使うために葡萄栽培をしていまして、多治見産のワイン(修道院ワイン)として広く親しまれています。
1933年以来、日本で唯一の修道院ワインとして地下室で造り続けられています、第二次世界大戦中は輸入が途絶えたため、日本各地の教会へ供給されたそうです。

修道院ワインは売店にて販売されています、また、毎年11月3日にはワインの収穫祭多治見修道院ワインフェスタが開催されているそうです。
今年2022年、第17回AJUワインフェスタin多治見修道院が開催されます、感謝祭 THANKS giving 〜日本ワインを楽しめる日〜となっています、秋空の下修道院の葡萄畑で、多治見修道院ワインをはじめ、20種類以上の日本ワインを楽しめます。

現在も神学生が修練している院内では、心地よい緊張感が漂い、訪れる人の心を静かに癒してくれます。
JR多治見駅から徒歩30分、東鉄バス緑ヶ丘線弁天町下車徒歩15分です。


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