
日本歴史街道「加納宿②」の中で登場した旧加納町役場、そこの跡地に中山道加納まちづくりセンターが出来ました。

大手門跡を西に向かうと、近代関西における西洋建築の父と言われた武田五一氏が設計した旧加納町役場があります、戦後は進駐軍にも使われてたことがあり歴史的な建物ですが、老朽化が進んで立ち入り禁止となっています。

武田五一氏の設計で岐阜公園に名和昆虫博物館があります、登録有形文化財岐阜県第1号・都市景観重要建築物岐阜市第3号に指定されています、と紹介しました。

その旧加納町役場庁舎は平成17(2005)年に国登録有形文化財となり、加納地区の住民のまちづくりの拠点として建物の活用を進めようとしましたが、登録前後の平成17年度・18年度に岐阜市が実施した耐震調査の結果、建物が強度不足により危険であることが判明しました。
その後、加納地域の住民を中心とした解体反対署名の提出等がありましたが、何度も地域住民と話し合いを続け平成25年1月に岐阜市として庁舎を解体、跡地に地域住民の意向を尊重した施設を再整備していくことを政策決定しました。

そして、地域のまちづくり活動の場となる「中山道加納宿まちづくり交流センター」が、令和2年10月14日に開館しました。

休憩スペースのロビーには和傘や加納城のジオラマなどを展示してあり、加納の歴史文化に触れることができます。

和傘、岐阜和傘は国内生産の7・8割で、京都や金沢で買われても、もしかしたらメイドイン岐阜かもしれません、館内のパネルには加納の和傘は全国の9割と書いてありました。
ジオラマも展示されています、これは鶯谷中学・高等学校の地歴サークル部の生徒たちが、加納城を再建したものです、本丸・二の丸・三の丸などが丁寧に作られています。

まち歩きなどで中山道を訪れる方へのトイレの提供や、休憩スペースとしてもご利用いただけ、予約して利用できる会議室もあります。

ここから中山道歩き、加納城巡りをするのも良いかもしれませんね。

岐阜バス加納附属小学校前バス停下車すぐです。

「のんびり岐阜まちなか歩き」 を案内します、チャラヒです。
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